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CLIENT MESSAGE

▶ お施主様たちからのメッセージ

 

〜住まい手の言葉に、建築の“その先”が宿る〜

 

ご縁あって設計のご依頼をいただいた皆さまから、心あたたまるメッセージをいただきました。

 

打合せでは日が暮れるまで語り合い、見積もりではピリピリしながら予算とのにらめっこ。工事中には思いがけない出来事もたくさん起こりました。そのたびに図面を囲んで、何度も考え直し、悩みながらも一緒に前へ進んできました。

そして、完成の日に「ありがとう」と笑顔で声をかけていただけた瞬間。あのときの気持ちは、何度経験しても特別で、忘れられません。「本当にありがとうございました」と、こちらこそお伝えしたい思いでいっぱいです。

竣工後は会う機会が少なくなってしまいますが、ともに過ごしたあの時間が、住まいとともにゆっくり育っていってくれたら、建築家の役割はきっとそこからも続いていくのだと思います。

 

このページには、そんな“続いていく日々”を暮らす住まい手の声が詰まっています。これから住まいや空間づくりを考える誰かの、一歩のきっかけになれば幸いです。


○ 夫婦+猫(郊外・リノベ)

▶ 昭和の時代に両親の建てた思い出の たくさん詰まった実家ですが、台所やお風呂が古くなり「入れ替えをする際一緒にリフォームをしてみたい」と思ったのが 今回のきっかけです。 

初め、いくつかの工務店さんに話を聞いてもらったのですが、納得のいく答えや希望に沿ったプランが出ずにとても困っていました。右往左往していたところ、たまたまのご縁で今回お世話になった工務店さんや設計の六浦さんに出会いました。  希望は「部屋を繋げて広く使いたい」ということだけで、それ以外は六浦さんにお任せ。

いろいろなプランを出してもらいましたが、調査の結果や使いやすさを優先し、元の間取りのまま進めることになりました。ただ、間取りは同じでも、動線や空間の広がり方、キッチンの位置などを変えているので、まったく新しいプランです。 

工事中は、こちらから支給したタイルや備品なども、臨機応変に、また上手く調和するよう取り入れてもらいました。とくに赤いガラスタイルはお気に入りのタイルで、部屋一番のポイントです。つくる課程においても、六浦さんや監督さんと一緒になって問題を解決したことは、今でもとても良い思い出となっています。



○ 賃貸物件(市内・新築)

▶ Coming Soon



○ 夫婦+犬(郊外・新築) 

▶ 真面目、手を抜かない、まあ、いいか、と妥協しない設計士さんです。

フランスで3年間建築、設計事務所での経験からスタート、その後、伊勢志摩国立公園内の自然環境豊かな地で、地元大工職人さんと、伝統的木造工法で修復した古民家はウッドデザイン賞を授賞し、国登録有形文化財になりました。

続けて設計監理してもらった伝統的木造工法のいかだ丸太の家は気候風土適応住宅に認定されました。建物ができた後も細かい資料をたくさん作ってコンペに応募され、さまざまな賞を獲得してくれました。

施主の希望に親身に対応して大工さんともコミュニケーションよく、コンセプト明確で優しい木造住宅に大変満足しています。



○ その他(郊外・修繕他)

▶ 「古い建物」 ーーーこの言葉から想像するものは色々あります。 六浦さんにお願いしたこの建物「旧猪子家住宅」は、世間一般で言う塀のある立派な御屋敷でもなく、また大豪邸とも違い、森の中にある平屋でこじんまりとした建物です。しかしこの建物は当時から若草色に塗られた洋室があり、地元の同時代の建物と少し雰囲気も違いました。元々古い建物に興味があった私は、両親と「修復」という形で、未来に残す事に決めたのでした。

長年の風雨でかなり傷んでしまっていた建物を当時の姿になるべく近づけて修復するという方針で六浦さんに依頼、よく見るリフォームと違い、なるべく当時の状況に戻す、また既に当時の作りや雰囲気が改装によって変わっている所は、当時の写真を見たり、同時代の似たような建物が載っている本を見たり、ネット上で調べたりして、違和感無くマッチする建具や照明器具を探し、六浦さんとも大工さんとも何度もお話をして、アドバイスをいただきながら、少しずつ形にしてもらうという手間のかかる作業をして頂きました。六浦さん、大工さん、様々な職人さんとのまさに共同作業でした。

六浦さんに全くゼロから設計をお願いした「いかだ丸太の家」もそうですが、何度も事務所のある愛知県から駆けつけて頂き、難しい注文や要望、相談を聞いて頂いたり、時にはこちらから事務所に伺ったりと、大変お世話になりました。何より六浦さんは、とても相談しやすい雰囲気のお人柄です。これから家を建てたいと考えているけれど、他人とは少し違った雰囲気にしたい方、今ある家をリノベーションしたい方、面白い暮らしがしたい方、気になる方は六浦さんに一度相談してみると良いと思います。漠然としたイメージであっても、アレがしたいコレがしたいという細かなイメージであっても、六浦さんは依頼者のイメージを、図にし、形にしてくれると思います。

「大胆」にも「必要最低限」にも、「面白く」も「真面目」にも、どのイメージでも、エムサンク_アーキテクト一級建築士事務所は良い提案をしてくれると思います。

最後に私事ですが、私の親の世代は勿論、私の世代もこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。



○ 夫婦+子ども(市内・リノベ)

▶ どんぐりが音を立てて落ちてくる季節、引っ越しも終わり1ヶ月が経ちました。ようやく生活も落ち着いてきて、新しい住まいと私たち家族が馴染んできたように感じます。

この度は設計と工事の監理を担って頂き、本当にありがとうございました。

図面を描く以外のところで負担がかなり大きく、大変なことが多い仕事になってしまい、心苦しいばかりですが、たくさんお力添えを頂きながら関わってもらえたことを幸運に思っています。

窓ガラスを拭く度に、暗い中で打合せをしていた際、いつの間にか子どもが接着剤か何かで窓をベタベタにしていたことを思い出したり、テレビ前に座るとたくさん提案して頂いたテレビ収納のプランを懐かしく思ったりします。

少々ややこしい施主だったかもしれませんが、最後まで意向を大事にし、ひとつ一つ丁寧にわかりやすく図面を都度描き提示してくださったこと、心より感謝しています。

十年、二十年、ずっと大切に住む私たちの夢のマイホームに大変満足しています。

もしいつか戸建て住宅をお願いすることがあれば、また相談させてください。その時は予算はしっかり確保しておきます。そしてパワーアップした六浦さんの仕事を楽しみにしています。

ありがとうございました。



○ 夫婦+賃貸(海外・リノベ)

▶ 私は、北フランスに在住のフランス人です。

自分たちの持家が欲しいと思い立ったのは、住宅ローンが使える年齢ギリギリの年でした。そこでやっと見つけた物件は、1930年、築90年のボロボロの旧電報局として使用されていた歴史があり、延べ床面積が370m2。この地方の伝統的なレンガ作りの建物でした。

私達夫婦が暮らす空間とは別に、学生さんや研究者、芸術家などに入っていただけるstudioタイプを作り、気軽に交流できる空間が欲しいと思っていました。現在はこのstudioタイプが二つ、そして六浦さんが丁寧に設計、また作業をお手伝いしていただいたmezzanineタイプのロフトのお部屋の計3部屋となり、国籍問わず、いろいろな方が生活されています。

完成から10年以上経ちましたが、たくさんの下宿人さん達との思い出は私達の宝物となっています。そして私たちの宿帳には・・・

「僕たちの目標は最初に思っていたよりも十二分に達成することができました。これも安心して過ごせる家があったからだと思います。こちらには度々来る機会があると思います。またご縁がありますように。」

・・・と書き残されています。



○ 夫婦+子ども(郊外・リノベ)

▶ 中古のマンションをリフォームしていただきました。大規模なリフォームはしていないですが、要所要所で、おしゃれかつ使いやすい提案をしてくださいました。こちらは素人でわからないことばかりでしたので、色々と提案をしてくださり助かりました。木の床は暖かみがあり、とても気に入っています。ありがとうございました。



○ 単身+仕事場(郊外・増築) 

▶ 一級建築士、六浦さんとの出会いには、ご縁を感じます。

5年程前に、市が主催する講座で整膚を習い、私の人生は一変しました。その整膚を施術をするサロンを自宅で行うため、小さな庭先に仕事スペースを作ることを決意し、一昨年、まずは3軒の工務店さんに見積もりをお願いしました。

各社予算をお伝えし、プランと工事費用を出してもらいましたが、増築の仕方、土台など、素人の私には、よくわからないことばかり。そんな時、市民活動の会合に参加した際、六浦さんと出会い、自己紹介でお互いの仕事を知り、建築士さんのご意見いただけませんか?という私の強引なお願いに快諾していただいたことがきっかけです。

最初は「どこの工務店にするか」という、アドバイス程度の相談でしたが、私の希望、施術室内の要望、予算などをお話していくうちに、お客様のことを考えて提案してくださることや、斬新なアイディアをお聞きし「ぜひこの人に設計してもらいたい!」と思うようになって依頼。二つ返事で、こんな小さい増築をお引き受けいただきました。こちらからは3つ程要望がありましたが、打ち合わせを何度も重ねて、納得のいく素晴らしい設計をしていただきました。

 

①狭いながらもいかに快適に過ごしていただける空間にするための工夫として、隣の家にある柿の木などの樹木で季節を味わってもらえるよう大きな高窓を設置したり、施術に来られるお客様のことを考え、左右のバランスを考えた船底型の天井にしていただきました。

 

②またナチュラル感を出しつつ、でも予算内に納めるという要望には、壁紙という選択肢ではなく、ベニアなのですが、木の風合いがしっかり感じるものにしていただきました。オイルステンを塗る作業については、コスト削減と皆様に愛着をもっていただけるサロンにしたいという思いもあり、「DIYでやりましょう!」ということで、お客様や知り合いに声をかけ「六浦さん講師のワークショップ」を開催。

 

③そして、庭先にあった物置を撤去した関係で、この小さな空間にもたくさんの収納スペースを確保する必要があり、随所にアイディアいっぱいの工夫を施していただきました。

 

工事中も、何度も足を運んでいただき、私の要望を常に確認。時にはその場で変更箇所が出る事もありましたが、その度に素人の私にでも想像しやすいよう、いろんなパターンでご提案くださり、とても良いサロンが出来あがりました。隠れ家と言えるほどで、道路から見ることは出来ませんので、沢山の方に見ていただけないのは残念ですが、お客様にとって、私自身にとっても、居心地の良い、癒される空間に仕上げていただきましたこと、心から感謝します。

 

私の自慢のお城です!