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2025.02
▲ オーストラリアのシドニーを訪れた際、ニューサウスウェールズ州立美術館に足を運びました。この建物は、日本の建築家「SANNA」がコンペで勝ち取った美術館ですが、この設計や工事に関わった現地のパートナー設計事務所のArchitectにお会いする機会があり、この方に建物を案内をしてもらえる機会をいただきました。大変名誉なことです!!
▲ 建物はヨットが港の水辺(シドニー湾)のそばに立っており、湾へ向かって緩やかに傾斜しています。その要素が建物の内外に反映されているそうです。ガラスやコンクリートを使ったモダンなデザインで、光がたくさん入る開放的な空間になっており、訪れる人がアートをより身近に感じられる工夫がされています。
▲ 平日でしたが、たくさんの方が美術館を訪れていました。非常に近い位置に作品が配置されていたことに驚きましたが、写真を撮りながら見学したりすると、ちょっと注意しておかなければぶつかってしまいそうな距離感ですね。気をつけましょう!!
▲ 日本的な要素が建物の至るところにちりばめてありますが、この空間は「設計者である妹島さんが特に力を注いでいた場所」と教えてもらいました。
▲ 今回、忙しい時間の合間を縫って案内をしていただいた「architectus」のLukeさん。コロナ禍まっただ中だったので、設計や工事でいろいろな課題があり、大変だったとのこと。
▲ ロイヤル・ボタニック・ガーデン(王立植物園)やシドニー湾に近く、自然と調和した景観が魅力です。特に新しい建物では、周囲の緑や海の風景がよく見えるように設計されていて、アートだけでなく建物そのものが心地よい(※私にとっては「日本」を感じることのできる)空間を創り出していていました。
▲ Lukeさんのイチ押しは、地下の既存の空間とこの螺旋階段。真っ暗な地下の空間も展示空間と使用されており、もともと第二次世界大戦中のオイル貯蔵庫として使われていた場所を活用しています。また、いくつもの既存の柱が巨大な空間を支えていますが、この上に建てられた「新しい美術館のボリュームをどう支えているか!?」という点も丁寧に説明していただきました。