くむんだーワークショップ in ドイツ シュトゥットガルト

2024.11

フランスのアルザス地方にあるコルマール市で開催された第49回の「JAPAN WEEK」に参加した時と同じ時期、ドイツでもワークショップと講演会を小学校の子どもたちに実施させていただきました。

 

ドイツのシュトゥットガルトは、国境を挟んで非常に近い位置関係にあるため、2国同時に実施というハードスケジュール。車での移動でしたが、その点、くむんだーは非常にコンパクトなので、多少荷物の載る乗用車程度で全然OK!!毎回、荷物を下ろす度に「ジャングルジムを作るのに荷物は本当にこれだけか!?」と現地の方が驚いていたのを鮮明に覚えています。

 

またドイツでは、小学校の高学年になるとおおよその英語は理解できる年齢らしく、ドイツ語の通訳の他、英語での説明も交えてワークショップを行いました。海外、欧州、と言えばそうかもしれませんが、これも日本とは大きく違う点だったので非常に驚きました。

 

▲ 体は大きくても、まだどこかあどけなさを残す子どもたちですが、ワークショップをとても楽しみにしていた!!と先生から伺いました。そのこともあり、全員ビックリするくらい集中して、最初から最後まで取り組んでもらえました。その中で最も驚いたことは「チームワーク」です。これは私が見ていた単なる所感に過ぎませんか、自分たちが初めて体験するワークショップに対して、組み手立てが開始すると「各々、自分が得意なところを見つけ」それに対して「小さなグループが自然発生し」尚且つ「小さなグループごとの役割分担が明確にされ」最終的に「全体を統括するリーダーが生まれて指示を出している」ということです。日本でも、仲良しクラスはそれに近いことは少なからずありましたが、ここまチームビルディングが自然発生で確立したのはホント初めてでした。

▲ レクチャーの時もしっかり目と耳を傾けていました。5〜6年生という年齢ですが、ワークショップ時の活発さ、レクチャーの時の集中力、などなど、ONとOFFの使い方が日本の子どもたちよりとても上手いと感じました。

▲ 今回お借りした施設は「Haus Des Waldes」という環境を学ぶための公共施設です。周辺は森に囲まれ、さまざまな植物や動物が生息しており、子どもたちのフィールドワークの場にもなっています。


▲ 今回参加してくれたドイツの子どもたちは、「自分で考え、自分で決め、自分で行動する」ことがごく自然に身についているように感じられました。先生方はほとんど口や手を出さず、子どもたちは大人に頼るのではなく、まずクラスメイト同士で相談しながら物事を決め、実行していきます。一人ひとりの個性もはっきりと表れていました。リーダーシップを発揮する子、協調する子、細部に気づく子——それぞれが役割を担いながら無理なく共存し、ひとつのチームとして機能している姿に、日本との文化や教育環境の違いを感じました。くむんだーワークショップのチームビルディングとしての力が、強く実感できた時間でした。

▲ 各レクチャーもドイツ語と英語併用で行います。第2カ国語での説明でもある程度理解できる・・という、子どもたちの言語に対する学校や行政の教育への方針について、私自身もとても感慨深いところがありました。

▲ こちらの施設は「Stadt Palais」という公共の美術館ですが、日本のそれとは少し異なる感じがしました。雰囲気の良いオープンカフェや小さな子どもたちのプレイスペースをかなり広く確保しているなど、気軽で親しみやすい空間づくりをしています。


▲ 余談ですが、友人の「ジャーニーメン」である大工さんが仲間を連れて遊びに来てくれました!黒いコーデュロイの意匠が特徴で仕事の作業着でもあるそうです。技術と見地を磨くドイツの伝統的な大工の制度で、一人前の大工の証でもあります。


▲ 彼らは伝統的な大工の技術や知識を持ち合わせている一方、工務店業務も行っており、会社を訪問してその設備を見学させていただきました。ドイツの機械関係は日本でも有名で、木材加工(プレカット)の技術は世界でもトップクラス。古い伝統と新しい技術を自分心でしっかり消化している点、そういった新旧のバランスが上手く取れている良い実例ではないでしょうか。