「木質化DIY」のお手伝い@ママライフエキスポ2020

2020.11

ご縁ありまして(一社)ママライフ研究所さまが主催する「ママライフエキスポ2020」に出展させていただきました!その際、施設の1階エントランスにある受付カウンターをDIYにて木質化しました!この施設は地元北名古屋市にある名古屋芸術大学の所有の「地域交流LABO」で地元住民の交流の場として主に活用されています。

もともとはビジネスホテルということもあり、黒い大理石の重厚感ある受付カウンターでした。ただ少々重たい雰囲気ということもあり、以前からナチュラルな「木のカウンター」にしたいという要望がありました。そこにママライフエキスポ2020の開催、また弊所が展示する場所・・など、ご縁が重なりまして「えい!やー!」とDIYさせていただきました!!

▲ 今回の作業は大きさや時間的な制限もあり、流石に一人ではできないと判断。このLABOの造作関係の作業へ積極的に関わっているYさんにもお声掛けしまして、二人で一緒に作業を進めました。Yさん、本当にありがとうございました!!(左:Yさん、右:六浦)

▲ 予算も本当に限られているので、材料をどうするのか!?という点は当初二人でかなり悩みましたが、これもご縁か、北名古屋市の鹿田にある「高尾木材」さんをご紹介いただき、木っ端(柱梁材の端材)などを無償で分けていただける事となりました。また吊り戸棚に使用した杉赤身の羽目板についても、お値段はご配慮いただきまして、大幅にコストを削減できました。


▲ 仕事柄、いつも大工さんの作業を間近で見ていますが、いざ自分でやろうとするとやっぱり上手くいきません!!下地組みもコツや勘が必要でして、お手伝いいただいたYさんと一緒に頭を抱えながら、「どうやったら固定できるのか!?」など試行錯誤しました。また、この下地が悪いと仕上げも悪くなってしまうので、入念にレベルを見ながら施工。いつもできるだけ現場に通って、大工さんや他の職人さんの手元をのぞき見していた!?ことが大いに役立ちました。設計作業も大事ですが、現場もやっぱり大事ですね!!

▲ イベントのコンセプトには「SDGs(Sustainable Development Goals)へ取り組み」という目標もあり、捨てられるはずだった材、また余ったけど使われない材などかき集め、積極的に使用しました。カウンター天板は、使う予定が無く、ほこりを被って弊所に眠っていた杉厚板を無償提供させていただきました。以前の案件で余った材や工務店さんから分けてもらった捨てられるはずの端材です。これらの材が日の目を見ることができたのはとても嬉しいですね!厚みは全て同じ30ミリなのですが、寄せ集めと言うこともあり、本実の寸法が微妙に違うことが判明!!凸の方を一つずつ丁寧に削って調整し、何とか無事ハマるようにしていきました。

▲ そして今回のイベント設営全般をお手伝いしている名古屋芸術大学の学生さんにも一部作業にご協力いただき、高尾木製から提供いただいた木っ端を挽き割り、カウンター正面の腰壁部分へ上手く貼っていただきました。流石、芸大生ということもあり、凹凸感をセンス良く納めてくれました!!


▲ 新型コロナウイルス感染症の影響も懸念されましたが、無事イベントも開催。多くの方が来場されていました。また弊所ブースで足を止めてご覧いただく方もお見えになりまして、サスティナブルの観点へも取り組んだ「志摩の小庭いかだ丸太の家」に対して、ご興味の持った方といろいろなお話しさせていただきました。このような貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございました!!