NO.014 2016.06.14 職人さん

=大工さんの手=

 

設計業務をしていると“自分の描いた図面”や“工事に関係したところ”しか見ていない時が良くあります。その図面通りに造られているか!?ということが工事中の設計の業務であり、納まりが悪いところは工事中に幾度となく修正していきます。

 

今回、ちょっとしたご縁があり、いつもお世話になっている大工さんの手元を撮影しました。

 

昔ながらの作業を写真として納めたい!というご無理を聞いていただき、建具の木枠を鉋(カンナ)で削る作業を撮影しました。

 

この方は10代の頃から大工一筋。大阪万博の頃で20代半ばだった!とのこと。年齢は私の父親よりも上です。

 

多くの方は、鉋掛けでその人の技量がわかると言います。

「俺なんかを撮っても仕方がない。もっと腕のイイ大工さんはいっぱい居る!」と謙遜気味でした。

 

ただ、こうして撮った写真を見る限り、その手に歴史を感じるのは私だけでしょうか?この方の長い経験の中では、良い仕事、悪い仕事、いろいろあったかと思いますが、現にこうして、60を超えて尚、鉋を使って仕事をしているという事実は変わりません。

 

上を見ればキリがありません。ですが、鉋掛けをする大工さん自体が減っています。

既製品が悪いとは言いませんが、こういった仕事も本来残すべきことではないでしょうか?

 

ご縁があれば一度ご検討下さい。

六浦